抵当権とは、不動産を買う場合、銀行では住宅ローンを組む時に設定する担保です。銀行は、お金を借りた債務者が返済できなくなったら、抵当権を実行、競売にかけ借金の回収を図ります。
抵当権は抵当権設定契約により成立します
抵当権を設定する債権者を、抵当権者といい、抵当権を設定するほうを抵当権設定者といいます。
大切なポイントは、抵当権設定者=債務者ではないということです。多くの場合、債務者が抵当権設定者ですが、第三者が抵当権設定者になることもあります。
例えば、息子が家を買うのに親が銀行からの借金を肩代わりした等。そして、抵当権設定者になった第三者を物上保証人といいます。
抵当権設定契約は、当事者の意思表示だけで成立します。抵当権を第三者に対抗するためには、登記が必要です。
抵当権は目的物が燃えても有効?
これを物上代位権といいます。抵当権者がこの物上代位権を行使するためには、債務者が受けるべき金銭が債務者に支払われる前に差し押さえなければなりません。というのは、債務者に支払われた後だと、債務者が有する一般財産と区別がつかなくなり、他の債権者を害することになるからです。
抵当権によって受けられる利息は全てには及ばない
同一の不動産に複数の抵当権が設定されている場合、優先的に弁済を受けられるのが1番抵当、次に2番抵当というように、順番で行くと1番抵当が優先的に無制限に弁済を受け、2番抵当が不利益を被る可能性があります。このようなことを防ぐため、利息は満期となった最後の2年分のみ担保されるのです。
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小﨑:画