借地借家法

他人の所有する建物を借りて生活している人は沢山います。借家の法律関係は権利関係の中でも身近な分野です。

借家権とは、借地借家法の適用を受ける建物の賃借権をいいます。

建物が対象で、契約が賃借権（有償）であることが必要です。

借地権とは

借家権は債権です。

賃貸人の承諾がないと登記はできませんが、登記がなくても建物の引き渡しを受けていれば第三者に対抗できます。

財産権であるため、相続も可能。譲渡や転貸も可能ですが、賃貸人に無断で借家権を譲渡・転貸することはできません。

存続期間・更新

借地権のような最短期間の定めはありません。ただし、1年未満の期間を定めた場合は期間の定めのない契約となります（定期建物賃貸借を除く）。また、20年を超える契約も認められます。

期間を定めない契約も有効で、この場合賃貸人はいつでも解約の申入れをできますが、正当事由が必要になります。当事者の合意に基ずく更新も可能です。

小﨑：画