住宅金融支援機構：宅建試験用
独立行政法人住宅金融支援機構は、住宅ローン債権の証券化支援業務を主として行う組織です。その他にも、団体信用保険業務や直接融資業務も行っています。
「証券化支援」には、買取型と保証型があります。
買取型とは。機構が民間金融機関から買い取った住宅ローン債権を担保として、投資家に債権を発行することです。この業務で利用される長期固定の住宅ローンがフラット35です。銀行以外の金融機関の債権も買い取り対象です。住宅ローン債権の返済方法には、元利均等方式と、元金均等方式があります。
保証型とは。民間金融機関の住宅ローン利用者が債務不履行に陥った場合、機構が保証金を支払います。民間金融機関の長期固定金利の住宅ローンに対して保険を付け、それを担保として発行された債権等について、期日どおりの元利払いを保証します。保証型の場合、証券の発行等は民間の信託会社等が行い、機構が住宅ローン債権を買い取るのではなく保証のみを行います。
直接融資業務とは、民間金融機関では融資が困難な災害復興融資・財形住宅融資・子育て世帯向け・高齢者世帯向け賃貸住宅融資などにつき直接融資を行います。
