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不動産登記法:①

一つの不動産に関して、それがどのような形状をした物件で、だれが所有していて、その不動産にどのような権利が設定されているかを一覧で表示しているのが、不動産登記です。

◎登記の見方

表題部

登記記録のうち、表示に関する登記を記録します。不動産の物理的状況つまりその不動産を特定するための事項です。

甲区・乙区

甲区には所有権に関する事項が、乙区には所有権以外の権利に関する事項が記録されます。所有権の保存の登記、例えば建物を新築したときなど、初めてする所有権の登記は、甲区に登記します。所有権移転の登記も甲区になります。乙区には、例えば抵当権の設定登記や賃借権の設定登記がされます。

※ある不動産がどのような不動産であって、それがどのような権利関係にあるかを、だれが見てもわかるように公示する制度です。「不動産物件変動」で勉強したように、第三者に対して自分が権利者であることを主張するための制度です。「登記をすれば対抗力が備わる」ということになります。


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