令和3年10月17日宅地建物取引士試験講評
令和3年10月17日宅建試験、お疲れ様でした。
【全体】
出題は、権利関係14問。法令上の制限8問。宅建業法20問。税・その他8問。で例年通りでした。
全体的には、去年の10月の試験より難しくなったと思われます。
民法や建築基準法など未出題の問題もありました。
基礎知識で正解を出せるのだが、問題の出し方(問題の表現方法)にとまどうことも、あったと思われます。
合格基準点は、35±1 と予想します。
【権利関係】
問1の判決問題が出されました。
問1で難解な出題というのは例年通りですが、面食らった受験生もいたのでは。
問10の選択債権の問題は、初めての出題だと思われます。
難しい出題もすくなくなかったが、基礎的知識(過去問ズバリ)という問題も多くあり、難易度の差が激しかったように思います。
●7点が合格ラインと考えます
【法令上の制限】
建築基準法は問17・問18とも未出題であり、難問であったと思います。
個数・組合せ問題はありませんでした。
宅地造成等規制法問19・土地区画整理法問20・農地法問21は過去問レベルでした。
●5点が合格ラインと考えます
【宅建業法】
レベル的には去年の10月の試験と同じくらいだと思います。
個数問題は5問でした。
水害ハザードマップについては、予想通りの出題でした。
●18点は正解可能です
【税・その他】
不動産以外の譲渡所得問題、問23が出ました。問23~25は難しかったと思います。
問46~50は、例年の中では易しかったのではないでしょうか。
●5点はほしいです
【12月に宅建試験受ける受験生の方々へ】
合格するためには、過去問は大事です。が、過去問中心に偏ると、全体の流れが理解できず、試験知識の記憶の定着が悪くなる場合があります。
全体の流れを掴むため、最新の法律を確認するため最新の基本書は、大切です。
過去問+最新の基本書を繰り返し読み込んでいってください。
年末になり慌ただしく、なかなか勉強に身が入らないことが多いと思いますが、宅建士は、合格すれば確実に見返りがある資格です。
是非頑張ってください。
WEB宅建講座「こさき宅建塾」講師:小﨑卓也
バンクシー展より
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